未だ冷めやまぬ不動産投資熱

先週の土曜日に一般社団法人日本賃貸経営業協会「ハッピー&リッチアパート経営フェスタ」に参加しました。
今年で3回目の同イベントは約1100人の参加があったと聞き、リーマンショックを経てなお、サラリーマンを中心とした不動産投資熱は冷めていないのだと実感しました。

以前から彼らの勉強に対する熱心さには感心しており、地主系オーナーも見習って勉強したらどうかと思うことはしばしばあります。
では、彼らが不動産投資に魅力を感じる理由は何でしょうか。
〇サラリーマンを早くリタイアしたい
〇資産規模を増やしてリッチになりたい
〇純粋に賃貸経営をしてみたい
以上の3つが主な理由ではないでしょうか。

危惧するのは「早くサラリーマンをやめたい」とだけ考えている人たち。
不動産投資というよりも、賃貸経営は20年前と比較したら「投資」と単純に考えるようなラクなものではなくなっているからです。
むしろ、事業を「開業」するという感覚で始めた方がいいでしょう。

私はかつてベンチャー経営者向けの雑誌を担当し、多くの上場企業経営者に取材しました。
彼らは、上場まで果たした経営者として「成功者」と呼ばれることが多いですが、それでも創業時の苦労といったら相当な経験をしている人たちばかりでした。
しかも私が取材したのはベンチャーキャピタルなどがまだなかった時代の人たちが多かったので、たいていは手元資金がほとんどない無手勝流で始めています。
そこから這い上がってくるのですから、その努力は計り知れないでしょう。

不動産投資はけっして大もうけするようなものではありません。
かといって、ラクに資産を増やせるようなものでもありません。
ましてや多額の借金を抱えて行うのですからリスクはあります。

今回のイベントに出ていたパネリストの方々が異口同音にして、「不動産投資というよりは賃貸事業という感覚が大事」と発言していましたが、まさにその通りです。
これから不動産投資して、賃貸経営を始めたいという人にはビジネス感覚を持って取り組んでほしいと思います。