不動産会社の疑問に思う提案

「棚をつけても、家賃には反映されませんよ」
ある家主がトイレに棚があったほうが便利だと思って管理会社に相談したら、こう言われたのだそうです。
この話を聞いて、不動産会社の立ち位置とは何か考えてしまいした。
確かに、管理を受託しているのですから、家主は管理会社にとって大事なお客様。
だからこそ、冒頭の発言の主は、家賃に反映されない部分にコストを掛けるのはもったいないと思って言ったのでしょう。
でも、本当に家賃に反映されないものは、設置する意味がないのでしょうか?

私は「違う」と思います。
例えば、棚一つあっても、家賃は上がらないかもしれないけれど、契約の決め手になる可能性はあります。
棚自体が直接的な決め手になるというよりも、その「気配り」が決め手になるのです。
女性の目線というのは住宅を提供していく中で重要であることは周知の通りですが、ちょっとした配慮に女性の目は行きます。
きっと、「ここに棚があったら便利だろう」と思う家主の物件には他の部分にも気配りがあって、入居者が住みやすいような空間になっているのだと思います。
その「気配り」のある物件からは所有者である家主の気持ちがダイレクトに伝わるものです。
私も仕事柄、多くの賃貸住宅を見ていますが、この「気配り」が散りばめられている物件には感動を覚えることがあります。

せっかく、家主が「入居者の住みやすさ」を考えて、相談しているのですから、不動産会社の担当者にも、もっと入居者目線でのアドバイスをしてほしいものです。
管理会社のお客様である家主のお客様は、入居者だということを忘れてはいけないでしょう。

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