心の相続

一昨日、東京ガスライフバルさん主催のオーナーさん向けセミナーで講演しました。

セミナー後、参加されたオーナーさんたちと一緒にランチを頂きました。
そのときに、次のような話が出ました。
「節税対策のために母親が亡くなる前に子どもを養子縁組したのだけど、相続後、1人の子どもから自分がもらった財産は自分が自由に使わせてもらうと言われ、この対策はよかったのかなと考えてしまいました」

相続をテーマに取材を回ってきた私も、考えさせられる話でした。
その後、奇しくも向かったのは、相続アドバイザーズ協議会の設立10周年記念式典。
同協議会は円滑に相続が進むようにアドバイスする専門家を養成する協議会です。
その式典の中で、同協議会が目指す相続のあり方の話にハッとさせられました。

「財産と相続人の心の問題は必ずしも同じ方向に向かうとは限らない。財産をもらったことで不幸になる人もいる。心の相続を考えていくことが大事なのです」

心の相続とは、譲る心と感謝の気持ちを大切にすることだそうです。
ランチで話したオーナーさんもこの話を聞いたらきっと納得したでしょう。

とかく財産を守ることばかりが注目される相続対策。
課税の有無に関わらず、心の相続を大事に考えていくことが必要なのだと改めて強く思いました。