おい誰だ?オレの土地に…今だから話せること

愛知県内に200室以上を所有する村瀬裕治オーナー(豊明市)は、大学卒業後はマンション開発会社に就職。もう25年近く前のことだ。当時も今も、マンション開発会社にとって重要なのはモデルルーム用地の確保だという。良い場所を決めないと、マンションの売れ行きに影響するからだ。怖い上司に怒られて、社員みんなで探し回り、期限ぎりぎりでなんとか決めるのが常だった。ある日、会社に怒鳴り込んできた人がいた。「おい! オレの土地に何を建てているんだ!」とスゴい剣幕だ。期限以内に交渉がまとまらなかった社員が、なんと無許可で建築してしまったらしい。プレッシャーに負けたのだ。その後、建築を中止し、オーナーとは相談のうえで、解決したとか。現在なら、もっと大騒ぎになっただろう。それにしても、ある日、自分の土地に見知らぬ建物を見つけたオーナーは、さぞや驚いたことだろう。(2016年5月取材)